2024年11月7日、茨城県科学技術振興財団(江崎玲於奈理事長)の「2024年度 つくば奨励賞」を弊社CEOの張晗が受賞いたしました。
同財団は、受賞対象となった「電子顕微鏡に技術革新をもたらす超高輝度ナノエミッターの実用化」について、
現代の半導体製造や生物医学研究などではナノスケールでの操作が求められ、そのための「目」の役割を果たす電子顕微鏡には高い輝度の電子源が必要になる。ところが、従来の方法では安定した電子放射特性を確保できず、実用的な電子源が実現できていなかった。受賞者は、LaB6ナノワイヤからLa 原子クラスターを作成することでこの状況を打破し、堅牢で実用に耐える超高輝度の量子ナノ電子源を実現することに成功した。この新手法は電子顕微鏡のみならず電子加速器などの新しい小型電子源の基盤となり、その応用研究にも大きく寄与するものと考えられる。本研究は、将来のナノテクノロジーを支える電子顕微鏡に必須の電子源を実現したものであり、その社会への波及効果は非常に大きい。また既にNIMS発ベンチャー企業が設立されて実用化に向けた事業が開始されており、今後の発展が期待できる。
茨城県科学技術振興財団. “2024年度 江崎玲於奈賞・つくば賞・つくば奨励賞受賞者”. i-step.org. https://www.i-step.org/prize/award/, (参照 2025-03-11) .
としています。
また、2025年2月26日には、つくば国際会議場にて授賞式および受賞公演が開催されました。


